「過保護」という言葉は昔からよく使われる。 私も何か買ってもらったり何でも親にやってもらったりして、よく「過保護に育てられてね~」と言われた。 その言葉は、過ぎた保護をしたがる親ではなく、子供である自分に向けられていると…
親子関係
劣等感
母は、劣等感の塊のような人だ。 恐ろしく自分に自信がない。 「どうせ私は馬鹿でアホだし」「何にもできない人間だし」、これが母の口癖だ。 そして”そんな自分”から生まれた子供など尚更信用することので…
父とのこと
母の心の中はいつも、何かしらの心配や不安、誰かに対する不満があった。 心配、不安の対象は主に、自分と家族の健康、失うこと、損すること、世間体や自分の面子など。 心配事があるとイライラ、ピリピリし、そうなると父も私もつきっ…
いとこのこと
私には、子供の頃、同じ市内に住む同い年のいとこがいた。 母親同士が仲の良い姉妹、同じ市内に住んでいる(学区は違ったけど子供でも家から歩いて行ける距離)、女の子同士、年も同じということで、子供の頃はよく一緒に遊んだ。 一番…
自分がなぜ怒られているのか分からない
6歳ぐらいか、何歳だったか正確には覚えていないが、ともかく幼稚園の頃だった(小学校に上がってすぐ引っ越しをしたので、古い家での記憶は幼稚園の時であるのは間違いないのだ)。 母が苺を食べさせてくれるというので待っていたら、…
毒になる親
毒になる親 一生苦しむ子供 講談社+α文庫 スーザン・フォワード (著) おそらく「毒親」という言葉が生まれ、世に広まるきっかけとなった本ではないかと思う。 私自身はこの本を読んだことはないので本について語る資格はないの…
力ずく
私の意思と母親の意思が食い違って衝突が起きると、母は力ずくでそれを押さえ込もうとしてくる。 高校受験の前夜、私はある教科でどうしても気になる箇所があり、教科書を開いて確認しようとした。 すると母親は血相変えてこっちに向か…
母親自身、「何もしない人」
母親は、文句のつけようがないくらい、完璧にやってみせでもしない限り、私に何かを任せようということがなかった。 私が初めてのことをやろうとする時、母が決まって言うのは、 「できるの?」「自信はあるの?」「もしできなかったど…
内弁慶
私はよく言われるような、親の前でいい子を演じようとするとか、親の期待に沿おうと必死に努力するような健気な子ではなかったし、従順でもなかった。 親に右向けと言われれば左向く、そんな子だった。 うるさく干渉されればされるほど…
授業準備
小学校に上がっても、新たな火種が勃発した。 時間割を調べて、明日の授業に必要な教科書や持ち物をランドセルに入れる、小学校に上がれば誰もが経験する、自己管理の訓練の第一歩だと思う。 これも入学して最初の数ヶ月までだったか、…