老人ホームの話が白紙になってすぐに、派遣会社のFさんから連絡があり、ベッドメイクの仕事に誘っていただいた。
まず一度派遣会社の方に行き、そこでFさんに履歴書を見てもらって、それから、派遣されることになる清掃会社に移動し面接ということになった(派遣会社からこの清掃会社まで歩いて5分)。
話には聞いていたものの、実際に見るとギョッとしたのだろう。
私の履歴書を見たFさんは「本当に高校卒業してから何もしてないの?」と言った。
清掃会社はもう雇う前提で面接するから大丈夫、と言われた。
それからすぐ歩いて清掃会社に移動した。
4月の下旬だったが、初夏みたいな日差しの強い日だった。
歩いていると、じんわり汗ばんでくる。
ここは北国で、例年なら4月といえばまだまだ寒い。特にここ数年は、雪が終わったと思ったら今度は雨ばかりだったりどんより曇り空ばかりで、春らしさを感じられない4月が多かったのだが、その年の4月は穏やかで暖かい日が多かった。
Fさんは緊張を解きほぐそうとしてか途中色々話しかけてくれたが、私は「はい」「はい」と頷くぐらいしかできなかった。
私は世間話、雑談というものができない。
清掃会社に到着し、 すぐに面接・・・ではなく簡単な仕事の説明が始まった。
絶対にそうじゃなきゃ嫌だ!!というわけではなかったけど、私は履歴書に「週3回程度の勤務希望」と書いた。慣れたら徐々に増やしていくにしても、いきなり週5とかはちょっとキツイかなと思ったのだ。実際は”週5″どころじゃなかったのだけど・・・。
勤務時間は一応規定では9時45分から13時45分の4時間ということになっているけど、実際その時間内に終わることは少なく、また天候などで交通機関に乱れがあれば急に宿泊客が増え、そうなると休みでも呼ばれることもあると言われた。
そして制服の試着なども行った。
帰り際、Fさんから「これからよろしくね」と握手を交わされ、別れた。
2015年GW明けから働くことになった。