お金も無いし、オシャレのセンスも壊滅的に無い、元の顔の作りにもあまり恵まれていない・・・と、ないないづくしの割に、
理想が高かった。
「普通」もまともにできてないのに、レベルの高いオシャレにばかり憧れた。
「完璧」じゃないと気がすまない。この辺で妥協しよう、まったくやらないよりはマシ、というようにはなかなか思えなかった。
やってみるのが怖い。ちょっとの失敗もしたくない。いつまでも一つのことに固執して、それを「極める」まで他に行けない。強迫性障害で、化粧や服の扱いを含めた身支度という行為にも支障が出ていた。
性格的に内向的で自信がなくオドオドしてるのに、派手な外見に憧れた。
強い変身願望があった。
ニュアンスとか、ナチュラルとか、そういうのが一番イヤだった。
なんでも”がっつり”やりたい。はっきり変わりたい。
例えば髪染めるなら、できるだけ明るくしたい。
明るくと言っても、ヤンキーみたいな黄色系茶髪じゃなく、
チョコレート~あるいはココアパウダーみたいな、深く濃い茶色が理想だったけど・・・。
とにかくはっきり茶髪!という感じで。
パーマなら、ウェーブがはっきり出た、スパイラル、くるくるカールがいい。今で言うなら”ネオソバージュ”な感じの。
ストレートにするなら針金級、大いに結構。
ストパーや縮毛矯正などの「失敗例」としてよく「針金みたいなストレート」と表現されていたけど、私は多少「不自然」でも「人工的」でも、それぐらいで良い!と思っていた。
アイシャドウなどカラーメイクも、パッキリ発色、ツヤツヤ、キラキラ(ギラギラ)を求めた。
そうしたら変われると思った。
着るものに関しては割とビクビクして無難、保守を求めたのに、メイクや髪型は意外と冒険したがったかな・・・?
いや・・・「冒険」とは思ってなかったけど。。
なにせ地味顔だから。そのコンプレックスからかな?
単なる好みの問題もあるけど(理屈抜きで、そういうのを「わぁ可愛い~」と思う)、大胆な?メイクをすればした分だけ、より華やかに可愛くなれる、単純にそう思っていた。
しかし時代は、派手、作り込みから、ナチュラル、ニュアンスにシフトしていた。
パーマと言えば、ゆるパーマ。(私から見れば)単なるくせ毛と変わらない、かるーくうねうねしている感じのが主流になっていた。(←実際は、単なるくせ毛と計算された”デザイン”のゆるウェーブはぜんぜん違うのだけど・・・)
そんな、くせ毛なのかそうじゃないのか分からないような”ニュアンスパーマ”より、ウェーブくっきりなパーマの方が可愛くない?って思ってた。
というか、”ニュアンスパーマ”を自分がスタイリングしても、絶対単なるくせ毛にしか見えないし(出せるお金、自分のスタイリング力を考えると)。
メイクでも、例えばアイライナーとか、普通は「黒」だよね。
他のカラーがあってもせいぜい茶とか。
私はカラーライナーを欲しがった。
ピンクとか。あれば可愛くない?って。
そんなのなかったけど(今は結構出ている)。
舞台用とか、もはやその辺の域になる。
あと、ラメがぎっしりつまったアイライナーとか。
とにもかくにも、やったのかやってないのか、塗ったのか塗ってないのか分からないような出来、というのが一番もどかしくて嫌だった。
でも実際は、アイライナーやマスカラが黒が主流なのにはきちんと理由があるし、なぜピンクとかそんな派手色が出回らないのか、その理由も、実際にピンクのアイライナーを塗ってみたら、よく分かるようになった。
うん。。ピンク、似合わないし、むずかしい。。(笑)